遺産相続の流れ
遺産相続の流れ
身内の死という悲しい出来事の最中、速やかに開始しなくてはならない手続きです。

遺産相続の流れ
遺産相続の進め方
遺言書を探す

死亡した人(被相続人)が遺言を残していた場合、基本的には、遺言に記された方法に沿って、遺産が分配されることになります。したがって、遺言で記された遺産については、原則として遺産分割協議の対象からはずれることになります。

ただし遺言書があっても、相続人全員が遺産分割協議をして、異なる分割の仕方をすることは可能です。

なお、平成以降の公正証書遺言は、公証役場で検索することができます。

遺産分割協議を行う

遺産分割協議とは、遺言書に記された財産以外の遺産の分配方法について、相続人全員で話し合いをして決めることをいいます。

民法では、各相続人の相続権の割合を決めていますので、基本的には、その割合によって遺産を分配していくことになります。

しかし、遺産分割協議においては、必ずしも法律の基準にとらわれる必要はなく、対象となる財産の性質、相続人の年齢・職業・故人との関係等、諸々の事情を考慮して柔軟に分配方法を決めることができます。

法定相続分を適用する

法律は被相続人との関係に応じてそれぞれの相続人の相続分を定めています。

遺言書がなく、遺産分割協議を行わない場合には、この法定相続分の割合で相続することになり、これを法定相続といいます。